SPECIAL CONTENTS

2024.10.01

【連載企画】Professionals with Eberhard ~上野 金太郎氏~

Professionals with Eberhardは、エベラールウォッチを愛用するプロフェッショナルたちに、ライフスタイルと時計の接点を深堀りしていく連載企画です。

記念すべき第1回目のゲストは、メルセデス・ベンツ日本合同会社 会長 の上野 金太郎氏です。

今回、ご愛用いただいているトラベルセトロ・ヴィトレを交えながら、時計選びの価値観や、ライフスタイルについて、お話を伺いました。

ご自身が時計に求められるものはどのようなものでしょうか。

時計に求めるもの。今は視認性と着け心地のよさでしょうか。

スマホでも時間確認ができる時代ではありますが、仕事の打ち合わせや商談などTPOに応じて、時計を見るようにしています。
さりげなく見たときでも時間が分かる、その視認性の高さは、時計にとって大切な要素だと思っています。時間を忘れてしまうくらい話し込んでいる時でも、手元から時間というシグナルを送ってくれるような、安心感があるんです。

あとは、着けていて心地がよいかも大切なポイントですね。

気になってコレクションに追加しても、着けていて時計が独り歩きするように感じてしまうものは、結局着けなくなってしまいます。

ただ心地よさがありながらも、少し背伸びした時計をすることで、自分の身が引き締まるような感覚になるので、仕事の場では、特にその点を意識しています。

エベラールとの出会いについて教えてください。

エベラール・ジャパンの麦野代表と知り合ったのが、エベラールとの出会いです。それまでブランドとしては存じ上げなかったのですが、歴史を知っていくうちに興味がわき、昨年末にElegant Officers Awardの賞をいただいたことで、さらにブランドの理解が深まりました。

エベラールに対してどのようなイメージを持っていらっしゃりますか。

エベラールはオーソドックスなものから、少し奇抜なものまで、時計のバリエーションの多さが印象的です。

そして機能性を追求した中に、エレガントさがあります。それも過分なものではなく、いたってシンプル。

世の中の人のいろいろな欲求を満たすために、時計は生まれていると思います。そして時間を刻むという大前提があっても、各個人の家に持ち帰られて、対話が始まっていきます。

時計であればただ時間を知らせるだけではなく、車であればただ乗るだけでなく、持ち主の気持ちを満たす。ほっとさせる。時計でも車でも、愛着がわいて、ともに過ごせるということが大切だと思っています。
その意味でエベラールの時計は、手にして以降、ぴかぴかに磨きながら、対話して、大切に使っていると思います。

現在ご愛用いただいているトラベルセトロ・ヴィトレはどのような時につけられることが多いでしょうか。

新車発表会のときなど、気合をいれたり、きっちりとした雰囲気を出したいビジネスシーンで着けることが多いですね。スーツ着用の場面では特に選んで着けています。

トラベルセトロ・ヴィトレで、特に気に入っている部分などあれば教えてください。

フェイスの大きさと、シンプルでありつつも最大限の役目を果たしているところが気に入っています。

そして、手巻きであることも結構気に入っています。時の刻みを聞いているとほっとしますね。気づいたときに、かまってあげて手巻きをしていますが、お互いの生存確認をしているような感覚になります。

ゲストのご紹介

メルセデス・ベンツ日本合同会社 会長 
上野 金太郎(うえのきんたろう)氏
1987年に新卒採用1期生として入社。営業、広報、ドイツ本社勤務、副社長などを経て、2012年より同社 社長 兼 CEOに就任。歴代初の日本人トップとなった。2024年9月1日より同社 会長に就任。2023年のエベラールのElegant Officers Awardを受賞。

トラベルセトロの歴史は以下からご覧いただけます。

ジャンニ・アニエッリが愛した時計『トラベルセトロ』 – EBERHARD エベラール

記事一覧へ