INFORMATION

2023.05.17

ヌヴォラーリ・コレクションの新作 “タツィオ・ヌヴォラーリ生誕130周年モデル” を発表

この度エベラールは、ヌヴォラーリ・コレクションの最初のタイムピース誕生から30年、そして伝説のレーシングドライバー “タツィオ・ヌヴォラーリ”の生誕から130年となったことを記念し、「空飛ぶマントヴァ人」の異名を冠する偉大な彼に捧げる新作モデルを発表致します。

 “タツィオ・ヌヴォラーリ”は1892年、マントヴァ県 カステル・ダーリオに生を受けました。父親はバイクレーサー、叔父もイタリア国内選手権のチャンピオンという環境で育った彼は、幼少期からモータースポーツ(当時はバイクレーサー)に憧れを抱きます。しかし当時は第一次世界大戦の真っ只中。憧れを持つ自由さえも奪われた彼でしたが、復員後の1920年、初めてバイクレースに参加することが叶い、さらにモータースポーツ界にのめり込みます。やがて4輪の世界にも歩み始め、1927年にブガッティ・タイプ35を購入した彼は、4輪のレーシングチーム

「スクーデリア・ヌヴォラーリ」を設立。本格的に4輪のレーサーへ転向した彼は数多くの優勝記録を樹立し、約30年間のレーサー人生での優勝記録は累計70回以上にも上ります。また、彼はドリフト走行の生みの親としても知られており、数々の逸話も残しています。

そんな“タツィオ・ヌヴォラーリ”とエベラールの関係性は深く、メゾンを語る上で欠く事のできない人物です。数多くの伝説を残してきた彼は、エベラールの時計製造技術を深く信頼しており、常にエベラールの懐中時計をポケットに、数々の決死のレースに挑んでいたのです。さらに歴代エベラールのCEOはモータースポーツを愛しており、彼の“どこまでも時を「追いかける」”というスタイルに深く共感します。こうしてエベラールは、長年に渡って、「ヌヴォラーリ・グランプリ」のメインスポンサーを担うことになりました。さらに1992年には彼を讃え、彼に捧げるためのオマージュウォッチ、「タツィオ・ヌヴォラーリ・レジェンド」を開発し、以来次々と新しいモデルを発表してきました。そしてこの度、コレクション誕生から30年、“タツィオ・ヌヴォラーリ”の生誕から130年となったことを記念し、新作モデルを発表いたします。

今回のモデルでは、従来のモデルで中心に描かれていたタキメーター・スケールを廃した、シンプルなデザインに一新し、さらにブラックの文字盤一面にギョーシェ彫りを施しました。裏蓋のサファイア・クリスタル越しに見えるローターにはヌヴォラーリの名前が刻印されており、さらに彼を数々の勝利に導いたアルファロメオ12Cのシルエットが描かれています。裏蓋の外側部とベゼルにはロゼット模様が施されており、シンプルなダイヤルのタイムピースに華やぎを添えています。スポーティーとドレッシーが完璧に融合した新作モデルとなります。

ムーブメント:
機械式、自動巻き、30分計と12時間計の2つのカウンターを備えたクロノグラフ、
ローターに歴史的名車「アルファロメオタイプ12C」のコート・ド・ジュネーブの18金製彫刻

ケース:
ステンレス・スティールケース、径41mm

防水性:
50m

ベゼル:
ペラージュ仕上げとマイル単位の目盛りを施したステンレス・スティール製ベゼル

ストラップ:
チャンピオンのラッキーカラーである黄色のステッチが施されたグレーの
ビンテージ調レザーストラップ、バックルに”E&C”の文字入り

リューズ:
ステンレス・スティール、ねじ込み式防水リューズ、“E”の文字入り

ガラス:
サファイアクリスタル

文字盤:
ブラックダイヤル、9時位置に亀の甲羅をモチーフにしたTとNのイニシャル入り、
12時位置に30分計・6時位置に12時間計(これら2つのカウンターはホワイトとブラックの2色展開)、
文字盤全体にギョーシェ彫り、ホワイトのソリッドな蓄光付アラビア数字

針:

バトン針、蓄光付

裏蓋:
サファイヤ・クリスタル、8個のネジによるネジ止め式

記事一覧へ