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2022.09.08
時計史上初、四つ目の唯一無二のクロノグラフ『クロノ4』
美しさと機能性を追求した4カウンター
エベラールを代表するコレクション『クロノ4』は、世界初、4つのインダイヤルを横一列に配列した唯一無二のクロノグラフです。
『クロノ4』は2001年、エベラールの技術を結集させて完成したモデルとして発表されました。
コレクションの誕生から20周年を迎えた2021年には、新モデルの『21-42』も登場。
この記事ではエベラールの歴史を振り返りながら、『クロノ4』の歴史を紐解いていきます。
エベラールの歴史は、クロノグラフの発展の歴史
エベラールのクロノグラフの歴史は1世紀以上前にまでに遡ります。
創業年の1887年、創業者のジョルジュ・ルシアン・エベラールは懐中時計型のクロノグラフを発表。
1930年代にはイタリア海軍の将校用の時計に採用され、オフィサーズ・ウォッチとしての地位を確立していきます。
1935年にはフライバックのストップとリスタート機能の2つを搭載した、世界初のダブルプッシャー・クロノグラフを完成。
さらに1938年には12時間積算付のクロノグラフを、翌年1939年にはスプリットセコンド・クロノグラフを同じく世界初で完成させます。
このように、エベラールは腕時計の黎明期からクロノグラフを開発し、時代を先取りした技術開発を続けてきました。
そんなエベラールが、2001年に新しい世紀の幕開けとともに発表したのが『クロノ4』でした。
世界初、4つのインダイヤルを横一列に並べた唯一無二のクロノグラフ
それまでのクロノグラフカウンターは12時、3時、9時の位置に2つ(あるいは3つ)配置されるのが普通でした。
当時のエベラールCEOのパルミロ・モンティは、クロノグラフカウンターの読み取りを「より論理的かつ直感的に」読み取る技術を開発できないかと考え始めました。
開発には高度な技術力と莫大な時間的・経済的投資が必要となりましたが、モンティは揺るぎない決意と覚悟を持ってこのプロジェクトを進行し、ついに『クロノ4』を完成させることに成功しました。
2001年、ついにムーブメントに4つのカウンターを整列させる装置の特許を取得。
時計製造の歴史上初、クロノグラフカウンターを横一列に配置した時計『クロノ4』を生み出します。
4つのインカウンターは、左から30分積算計、12時間積算計、24時間計、スモールセコンドです。
デビュー以降、『クロノ4』は進化を続けてきました。
直径46mmの大きめのケースサイズの『クロノ4 ジェアン』
2005年には、形状を変えたモデル『テメラリオ』も発売。
『テメラリオ』はジャッキーチェンがご自身の還暦の祝いに選んだモデルで、クロノグラフカウンターを縦に配置した大胆なデザインが特徴です。
ロードレース世界チャンピオンのロリス・カピロッシは、彼に敬意を表して発売された限定モデルのクロノ4『CAPIREX』を持っています。
メゾン創業130周年を記念して発表した130周年記念モデル。
スケルトンの文字盤とサファイアガラスからDLC加工された歯車を見ることのできる「オートオルロジュリー」と呼ぶに相応しいモデルだ。
2021年、20周年記念モデル『21-42』を発表
2021年、エベラールは『クロノ4』誕生から20周年の節目に、新コレクションの『21-42』を発表しました。
『21-42』の42は、ケースの直径42mmを表します。
21は2021年がクロノ4誕生から20周年を迎えた年でもあり、勇敢さ、友情、安定を意味する縁起の良い数字です。
イタリア人にとって7という数字はかなりのラッキーナンバーで、7の倍数でもある21は3倍ラッキーな数字なんだとか。
4つの並列インダイヤルにはスネイル装飾が施されています。
外観は、「セラミックベゼルにクル・ド・パリの文字盤」の組み合わせと「ステンレススティールベゼルにソレイユの文字盤」の2種類をラインナップ。
ストラップは、アリゲーターレザー、ラバー、または特許取得のロックレバー付きステンレススティールブレスレットの3種類の組み合わせが可能。
組み合わせ次第で、クラシックな装いにもスポーティな装いにも合わせられる『クロノ4』。
お好みの組み合わせをお選びください。
『クロノ4』20周年記念『21-42』現行モデル一覧
なお、2001年から発売を続けてきた初代モデルは生産を終了。ケース直径42mmの『21-42』にモデルチェンジしました。
時計史上初・唯一無二のクロノグラフ『クロノ4』をぜひお近くのショップでご覧ください。